コンシューマーゲーム大辞典

『River Raid』はキャロル・ショーによってアタリ2600用に開発され、1982年にアクティビジョンからリリースされた。
プレイヤーは敵地の後方で戦闘機を操縦し、敵の補給艦やヘリコプター、燃料基地、橋を破壊する。
ゲームは無限にスクロールする川で燃料を管理しながら進むことが求められる。
ショーはアタリでプログラミングを学び、アクティビジョンでの経験を経て本作を作成。
ゲームは1983年のベストセラーで、アタリ2600のゲームとしては『Ms. Pac-Man』に次ぐ売上を示した。
プレイヤーはジョイスティックで動きと Missiles を発射し、得点を稼ぎながら進行する。
燃料は道路上の燃料基地を通過することで獲得でき、川を進むにつれて燃料タンクは減少する。
ゲームのデザインにはスクロール機能や橋のデザインが含まれ、キャロル・ショーが主に手がけた。
1983年には数々の賞を受賞し、最終的に多くのプラットフォームにも移植された。
ゲームは多くのメディアからの高評価を得ており、『Top 10 Classic Shoot ’Em Ups』にランクイン。
『River Raid II』が1988年に発売され、アーケードゲームが法律により制限された西ドイツでは禁止された。
ショーは業界のアイコンとして認識され、2017年には賞を受賞した。
本作は家庭用ゲーム機における垂直スクロールシューティングの先駆けとなった。
ゲームの開発にはプログラムの書き換えが必要となり、アタリのアーケード用のものとは異なる難易度のものが生まれた。
『River Raid』はレトロな名作として多くのランキングで評価され続けている。