コンシューマーゲーム大辞典

スクウェア・エニックスは日本のゲームソフト販売・開発会社で、2003年にスクウェアとエニックスが合併して設立された。
合併の理由には、出版事業の衰退やタイトルの補完関係などが挙げられる。
エニックスはアジア市場、スクウェアは北米・欧州市場に強みを持つ。
合併後、両社の強みを活かした制作体制が確立された。
スクウェアの名前はゴルフ用語の「スクウェア」に由来し、企業の正直さや誠実さを表している。
エニックスの名前はスーパーコンピュータ「ENIAC」と不死鳥「PHOENIX」を組み合わせた造語。
2008年に持株会社体制に移行し、スクウェア・エニックス・ホールディングスが設立された。
タイトーを2005年に買収し、アーケードゲーム事業へ進出。
国内外で成功を収め、特に「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」シリーズの人気が高い。
出版事業も展開し、漫画雑誌「月刊少年ガンガン」を創刊した。
近年、NFTなど新たな技術に参入し、デジタル事業の多様化を図っている。
2023年に社員の基本給を平均10%引き上げるなどの人事制度改革を行った。
社長が数回変わる中で、新たな代表取締役が就任し、組織の再編が進められている。
インサイダー取引問題が発生したこともあるが、企業としての対応に注力している。
これまでの歴史を通じて、ゲーム業界の変化に適応し続けている。