コンシューマーゲーム大辞典

アルファ電子が開発、セガが1983年3月に発売した同名業務用ゲームの移植版。
プレイ人数：1人（SG-1000版は2人対戦可）
ゲーム内容（SG-1000版）
チーム選択機能なし（先攻＝Cチーム、後攻＝Pチーム固定）
アーケード版に比べ簡略化された仕様
守備時も投球・打撃操作あり
球場画面は「正面視点」のみ
打者の名前と打率は表示される
選手交代（投手・野手）は不可
審判のサンプリング音声は削除されている
2人対戦プレイが可能
得点差に関係なく最後まで試合が進行する（アーケードのような途中終了はない）
投球：ストレート・変化球を投げ分け可能
打撃：通常打撃に加え、バントも選択可能
守備：センター視点ではなく固定画面で処理
CPUはランダムではなく固定相手
9回終了でゲームセット、勝敗判定あり
特徴・評価
アーケード版の要素を家庭用に落とし込んだ最初期の本格野球ゲーム
システムは簡略化されつつも「打率表示」などデータベース要素を継承
音声削除や交代不可など制約があるが、移植としては忠実と評価された
アーケードの「負け即終了」と違い、最後まで遊べる点は家庭用らしい配慮
当時としては画期的な「リアル志向の野球ゲーム」の先駆け