コンシューマーゲーム大辞典

『ソンソン』は1984年に稼働したカプコンのアーケードアクションシューティングゲーム。
日本版絵本『西遊記』に着想を得ている。
1Pはソンソン（サル）、2Pはトントン（ブタ）を操作する。
カプコン初のふたり同時プレイができるゲームで協力プレイが特徴。
強制スクロールシューティングゲームだが、移動は4方向のみ。
フィールドは6つの段で仕切られ、上下の移動制限がある。
敵は自機の弾で消滅が可能で、パワーアップは存在しない。
実施される敵は多様でそれぞれ異なる動きがある。
主人公ソンソンは孫悟空の孫という設定。
トントンは猪八戒がモチーフの相棒。
続編に『SON SON II』が1989年にリリース。
携帯ゲームとしても2005年から配信され、キャラクター性能が変更された。
2024年に「ソンソン デラックス」というリメイクが公開される予定。
ゲーム開発チームは岡本吉起と藤原得郎が主導。
『西遊記』のモチーフは海外市場を意識したキャラクター選定に基づいている。
カプコンのブランディング戦略で共通キャラクターが採用された。
音楽はファミコン版取扱説明書に楽譜が掲載された。
アーケード版の評価は高く、特にキャラクターの魅力と音楽が称賛された。
ゲームプレイの変化やボス戦のエフェクトが追加されたリメイクに期待が寄せられている。