コンシューマーゲーム大辞典

『うみねこのなく頃に』は同人サークル「07th Expansion」によるビジュアルノベル作品。
作品は大富豪・右代宮家を中心に展開する連作式ミステリー。
構成は出題編4編、展開編4編の計8編で、サブタイトルは「〜 of the golden witch」に統一されている。
本編は2007年から2010年までコミックマーケットで頒布。
完全版『うみねこのなく頃に咲』が2019年に発売された。
国際版はMangaGamerがSteamで配信しており、新規立ち絵と英語モードが追加されている。
作品は「そして誰もいなくなった」に影響を受け、クローズドサークルのミステリー要素を多く含む。
シナリオは竜騎士07が担当、推理を解かせる気はないと主張している。
物語は虚実が入り混じっており、真相は読者に考察される。
1986年10月4日、六軒島で親族会議中に起きた連続殺人事件が中心テーマ。
事件は魔女ベアトリーチェの仕業か、人間の犯行かという推理が展開される。
アニメ、漫画、小説、テレビアニメなどメディアミックス展開が行われている。
2009年から2018年に原作小説版が講談社BOXより刊行された。
作品は選択肢なしのサウンドノベル形式、プレイヤーの推理が重視される。
アニメ版は2009年に全26話で放送された。
舞台も制作され、2022年から上演が開始された。
「赤文字システム」と「青文字システム」が採用され、推理の表現が特異。
キャラクターや設定が細かく構築され、多層的なストーリー展開が特徴。
竜騎士07は作品の背景やキャラクターに多大な注意を払ったと語っている。
殺人事件の真相解明には多くの思考法とパラドックスが関与する。
物語の構造や展開が複雑であり、推理の難易度が高いことで知られる。