コンシューマーゲーム大辞典

『DOOM』はid Softwareが開発した1993年発売のファーストパーソン・シューティングゲーム（FPS）。
プレイヤーは一人称視点で敵を撃つことがメインのゲームプレイ。
探索要素も含まれ、秘密の部屋や隠されたアイテムを見つけることが必要。
敵キャラクターはゾンビや地獄の悪魔で構成されている。
グラフィックや音楽はヘヴィメタルの影響を受けている。
オンラインマルチプレイヤーモードがあり、協力プレイや対戦プレイが楽しめる。
3つのエピソードから成り、シェアウェア版では第1エピソードが無料でプレイ可能。
1995年に追加シナリオを含む『The Ultimate DOOM』が発売された。
ゲームの背景に火星基地での悪魔召喚事件がある。
開発過程では技術革新が多く、敵のグラフィックはクレイモデルを使用している。
複数のプラットフォームに移植され、日本国内では数種類の版が発売された。
発売時には暴力的な表現で論争が起こった。
シェアウェア版のユーザー数は1500万～2000万とされる。
ゲームが大ヒットし、オンラインプレイも人気を博した。
本作が「DOOMクローン」と呼ばれる後続作品を生むきっかけとなった。
1994年には有名な賞を多数受賞し、ゲームの歴史において影響力ある作品と認められた。
ゲーム内の残酷表現は規制の対象とされ、特に社会問題を引き起こすことがあった。
今でも「ゲームカノン」として評価され、文化的な重要性を持っている。
開発者がソースコードを公開したことで、コミュニティによる多様な改造が行われた。
『DOOM』はゲーム業界の基盤を築いた作品として位置づけられている。