コンシューマーゲーム大辞典

テトリスは1984年にロシアの科学者アレクセイ・パジトノフによって開発された。
「テトリス」という名前はギリシャ語の「テトラミノ」とテニスを組み合わせた造語。
シンプルなルールながら戦略が求められるパズルゲームで、多くのゲーム機に移植された。
2011年までの売上は2億本以上、物理的な版が約7000万本、ダウンロード版が約1億3200万本。
毎年「Classic Tetris World Championship」が開催されている。
テトリスではテトリミノ（ブロック）が上から落ちてきて、隙間なく埋めることが目標。
ゲーム中にテトリミノを回転、移動、高速落下させる操作が可能。
テトリミノが全て埋まった段が消えると得点が入る。
4段消しは「テトリス」と呼ばれ、特に高得点となる。
テトリスの速度はゲームの進行に伴い加速し、プレイヤーの判断力が試される。
ゲームオーバーは新しいテトリミノの出現時に積み上がりが上限に達した場合。
テトリミノの出現や消去のシステムが細かく統一されたガイドラインが2002年に制定された。
テトリスは文化的な影響も大きく、様々なメディアで取り上げられている。
思考の自動化や「テトリスハイ」現象が知られている。
近年の研究では、テトリスがトラウマフラッシュバックの軽減に効果的と言われている。
日本での初の人気は1988年のセガのアーケード版と1989年のゲームボーイ版から。
テトリスはその簡単なルールからプログラミングの教材としても用いられる。
2023年、13歳の少年が任天堂版テトリスを完全攻略したニュースが報じられた。
テトリスは現在も多くのプラットフォームで新作がリリースされ続けている。
テトリスに関連する音楽や映画も登場しており、広範な影響を与えている。