コンシューマーゲーム大辞典

ネクタリスはハドソンが開発した近未来戦術シミュレーションゲームシリーズ。
月面に進出した人類とガイチ帝国軍との戦いが舞台。
ターン制のウォーシミュレーションゲームで、ユニット生産が廃止された特徴がある。
初作は1989年にPCエンジンで発売、その後もさまざまなプラットフォームで展開。
続編「ネオ・ネクタリス」は1994年に発売、24マップ構成。
21世紀、資源を巡って争う中、2089年にガイチ帝国が月を占領。
帝国は地球攻撃用の兵器「MOA」の発進準備を進めていた。
連合軍がガイチ帝国に対抗し、脱走した人々がMOAの発射基地へ向かう。
ガイチ帝国は2099年に月への侵攻を開始。
ゲームはユニットを移動し攻撃するターン制で構成され、全滅か収容所の占拠でクリア。
各ユニットは経験値を得てレベルアップ可能で、占拠行動で強化される。
描画されたマップは六角形（ヘックス）で構成され、移動や射程はヘックス数で表される。
戦闘結果は攻撃力・防御力・特殊効果・乱数で算出される。
特殊効果には包囲効果、支援効果、地形効果がある。
将兵は様々なユニットで構成され、相手のユニットを攻略する必要がある。
2009年にリメイク版が登場し、3Dポリゴン化された。
ゲームは評価が高く、初心者にも優しいルールを持つ。
『アースライト』はこの作品のシステムを引き継いでいる。
コナミが現在の権利を所有し、販売元となっている。
バーチャルコンソールやスマートフォン向けアプリ版も展開された。