コンシューマーゲーム大辞典

KIDは2007年から2012年にサイバーフロントによって運営されたゲームブランド。
旧株式会社キッドは1988年に創業し、2006年に自己破産。
KIDの略は「Kindle Imagine Develop」で、恋愛アドベンチャーゲームに特化していた。
主な作品には『Memories Off』や『infinity』シリーズがあり、自社の人気を博していた。
1990年代半ばに独立し、美少女ゲームの開発と販売を行った。
ギャルゲー市場でも成功を収めており、主にセガサターンやPlayStation向けに作品を展開。
KIDは2007年にサイバーフロントによってブランドを継承。
2007年には5pb.が『Memories Off』の権利を取得し、今後の開発を担当。
KIDブランドは2012年に消滅し、その後も関連ゲームはリリースされたがKIDロゴは使用されなかった。
ギャルゲー用の総合ブランドとして、KIDの名は使用され続けたが名称そのものは用いられなかった。
2001年から2003年にかけてラッピングバスを運行し知名度を向上。
KIDは自己破産後、関連ゲームの著作権などの資産がサイバーフロントに譲渡された。
旧KID作品はサイバーフロントから再発売されたが、新作は5pb.が担った。
STAGEやSDR projectなど、新たなプロジェクトを通じても旧KIDの関与が見られた。
KIDの作品は当初PC向けから家庭用ゲーム機への移植が行われ。
システムの完成度や快適なプレイ環境が多く評価されていた。
KIDはアダルトゲームのコンシューマー機移植にも積極的に取り組んでいた。
サイバーフロントは2013年に解散した。