コンシューマーゲーム大辞典

Atari 5200は1982年にAtari社によって導入された家庭用ビデオゲームコンソール
Atari Video Computer System（後のAtari 2600）の高性能モデルとして開発された
MattelのIntellivisionやColecoVisionとの競争を目的とした
初期にSuper Breakoutを搭載していたが、ゲームライブラリが乏しかった
CPUとグラフィックス・サウンドハードウェアはAtari 8ビットコンピュータに類似
コントローラーにはアナログジョイスティックと数字キーパッドがある
非中央配置のジョイスティックは批判の対象となった
5200は市場に出てからわずか2年で生産中止に
売上は100万台以上で、2600の3000万台には遠く及ばなかった
1983年にコントローラーのポート数が削減された改訂版が登場
5200のコントローラーは誤動作が多く、「最悪のコントローラー」と評価された
ソフトウェアの互換性がなく、プログラムはAtari 8ビットに依存
映画『Cloak ＆ Dagger』に関連したゲームが開発中だったが未完成で終わった
Atari 5200は、グラフィック性能は優れていたが、2600のゲームに非互換であったため売上に影響
不適切なコントローラーデザインが、ゲームプレイに悪影響を及ぼした
二つのコントローラータイプがリリースされたが、いずれも市場では成功しなかった
ゲームはプラスチックカードオーバーレイで操作が示された
多くのゲームが2600のアップグレード版としてリリースされた
テクノロジーは先進的だったものの、市場の期待には応えられなかった
ゲーム業界の崩壊（1983年）に影響を受け、5200は商業的に失敗した