コンシューマーゲーム大辞典

『ひぐらしのなく頃に』は同人サークル『07th Expansion』によるコンピュータゲームで、ジャンルはサウンドノベル。
監督・脚本は竜騎士07で、表現媒体はサウンドノベル形式。
物語は架空の村、雛見沢村を舞台にした連作ミステリーで、怪死・失踪事件が描かれる。
出題編と解答編があり、各4編（全8編）が2002年から2006年にかけて発表された。
累計発行部数は2016年6月時点で1000万部を突破し、メディアミックス展開が多様である。
2020年からのアニメシリーズ第3作『ひぐらしのなく頃に業』や、続編『ひぐらしのなく頃に卒』が放送された。
作品には「鬼隠し編」「綿流し編」「祟殺し編」などの主要な編がある。
登場人物には前原圭一、竜宮レナ、園崎魅音などがいる。
本作は、キャラクターが異なる選択肢を選んで再挑戦するような展開があり、特にメタフィクションの要素が強い。
鬼隠し編では主人公が死に、次の編で時間が巻き戻る設定が特徴。
作品の設定は村社会の対立や古い風習、信仰を中心に展開される。
商業作品としてもアニメ化や映画化されており、成功を収めている。
狭い村での人間関係や複雑な心理描写が重要なテーマ。
作品内の音楽やキャラクターデザインも重要な要素である。
読者やプレイヤーが謎を解く要素が多く、選択肢はないが推理が求められる。
作品の中には新型コロナウイルスによる特定条件付きの無料配信が行われたエピソードも存在。
グッズや関連書籍も多く展開されており、ファン活動が活発。
物語の結末は多様で、運命を打破する展開も見られる。
ひぐらしの作品群はどれも個々の事件やキャラクターの背景に深く掘り下げられている。