コンシューマーゲーム大辞典

『ゆのはな』は2005年にPULLTOPから発売された18禁恋愛アドベンチャーゲーム。
ゲームの特徴は「賽銭おねだりADV」であり、アルバイトをしながら恋愛を進めるユニークな設定。
キャッチコピーは「ものがたりの季節は、冬」で、英語のサブタイトルは “A heart-warming fairy tale of winter”。
ゲームは泣きゲーの要素を持ち、心温まるストーリーが描かれている。
2005年3月25日に発売、DVD-ROMの豪華特典つき「大吉パック」と通常版が同時販売。
さらなるメディア展開として、ビジュアルファンブックや小説、ドラマCDが発売された。
主人公は草津拓也、冬のバイク旅行中に事故に遭い、土地神「ゆのは」に助けられる。
ゆのはは約千年前に非業の死を遂げた「ゆのは姫」の魂で、町の守り神として登場。
拓也は祠の修理代を稼ぐため、アルバイトをしながら町に滞在することになる。
ゆのはな町は東北地方に位置し、冬には特に積雪が多い過疎の町。
草津拓也は自称ラテン系で明るく、責任感が強い性格として描かれている。
ゲームには複数の攻略キャラクターがいて、それぞれに個性豊かなバックストーリーがある。
主要キャラクターには、伊東わかば、高尾椿、桂沢穂波、宇奈月由真などが含まれる。
ゆのはな町に伝わる祭りや伝説がゲーム内に反映されている。
主要な舞台は商店街や銭湯「華の湯」、喫茶店「白摘茶房」など。
キャラクター間の関係性やストーリー展開が多様で、プレイヤーが様々なルートを選ぶことができる。
ゲーム発売を記念して、応援バナーキャンペーンやキャラクター人気投票が行われた。
ゲームの音楽やシナリオは専門のスタッフによって制作されている。
各キャラクターには声優が割り当てられ、ドラマCD版も制作された。