コンシューマーゲーム大辞典

KADOKAWAの事業ブランドとして、かつてアスキーという出版社が存在した。
1977年に創業者がアスキー出版を設立し、コンピュータ雑誌『I/O』や『月刊アスキー』などを発行。
1980年代にマイクロソフトの総代理店として活動。
1986年にパソコンソフト卸の「ソフトウィング」を設立、1994年に吸収合併。
1991年に内部で経営方針の対立が発生し、数名の役員が退社、独立。
1996年にゲーム関連の雑誌を手掛ける「アクセラ」が設立。
財務が悪化し、1998年と2001年に経済的支援を受け再建。
2002年に子会社のアストロアーツが商号をアスキーに変更。
2008年にメディアワークスに吸収合併され、アスキー・メディアワークスに。
2013年にKADOKAWAに吸収され、ブランドカンパニーの一つとなる。
2014年にドワンゴと共同で技術書出版レーベル「アスキードワンゴ」を設立。
2015年に「週刊アスキー」が印刷版を停止し、完全にデジタルへ移行。
2018年にアスキー事業が角川アスキー総合研究所に移管。
2021年に複数の事業をKADOKAWAから譲受し、現在の体制に。
アスキーはコンピュータ関連の雑誌・書籍に強みを持ち、インターネットメディアにも展開。
主要な出版物には『週刊アスキー』や『月刊アスキー』がある。
かつてゲーム制作に関わる雑誌やソフトも手掛けていたが、2002年に撤退。
さまざまな事業を通じて、IT業界での影響力を持っていた。